すぎやまこういち先生の訃報を受けて。思い出とか
ドラゴンクエストシリーズですべての楽曲を作曲された、すぎやまこういち先生の訃報がありましたね
生前、すぎやま先生のコンサートに行ったときのことを思い出しました
間近で「すぎやまこういち」を見た話
ちょうど2年前、池袋で「東京都交響楽団」のコンサートがありました
内容は、ドラクエ11の楽曲のみでした
豆腐屋はこの頃まだプレイしていなかったのですが、間近で聴くプロの演奏はとても迫力のあるものだったのを覚えています
「間近」というのはそのままの意味で、なんと座席が最前列の中央だったんですよ
一般的にコンサートの座席というのは前過ぎない方が良いらしいのですが、誰よりも近くですぎやま先生を拝見できたので、ドラクエファンとしては最高の座席だったと思っています
冒頭の「序曲Ⅺ」の演奏が終わり、「すぎやまこういち、88レベルです」で始まった挨拶を鮮明に覚えています
足腰もかなり悪そうで終始座ったままでしたが、88歳とは思えない指揮さばきでした
豆腐屋は競馬が好きなので、大きなレースのファンファーレもすぎやま先生が作曲していることは知っていました
幅広い活動をしているとは思っていたけど、「亜麻色の髪の乙女」とか歌謡曲も手がけていたんですね
ドラクエ10オリジナルの曲
ドラクエ10で使われている多くの楽曲は、過去作のものですよね
過去作のサウンドトラックなんかを聴いていると、「あぁ、これもなんだ」って驚くことがあります
バージョン5で新しく作曲されたものは、魔界のフィールドBGMやイベントムービーで「ユシュカ」が登場したときのものなど
そんなドラクエ10オリジナル楽曲の中でも、豆腐屋が特に好きなBGMは「砂漠の王国」です
バージョン2で登場した、「アラハギーロ王国」専用のBGMですよね
「町に入って5秒でイスラームの雰囲気がわかる曲にしてくれ」とテーマを出され、見事に応えたものです
ファミコン時代の古い音源が現代風のオーケストラでリメイクされた曲も圧巻だけど、ドラクエ10での新曲はカッコよさよりも雰囲気を重視したものが多い気がします
「生涯現役」って、こういうことを言うのでしょうね
すぎやまこういち先生のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます